アレクサンダー ヴェルナー / 喜多尾道冬 / 広瀬大介

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カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記 上

アレクサンダー ヴェルナー / 喜多尾道冬 / 広瀬大介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276217942
ISBN 10 : 4276217946
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,476,33p
共著・監修・編集など:喜多尾 道冬、広瀬 大介
509p 四六版

内容詳細

目次 : 〜カリスマ、誕生! / 完全主義を貫いた音楽づくりで聴衆を熱狂させた / 不世出の芸術家の、栄光に満ちた前半生の記録。〜 / 【目次】 / 序文  カルロス・クライバー、指揮界の輝く星  リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー / 1.遅ればせの天才  両大陸での長い修行時代 / 2.頑固な男  際立ち始める個性 / 3.不機嫌な男  芸術をめぐる必死の格闘 / 4.模範的な男  不滅の演奏 / 5.ワーグナー指揮者  挑戦の地バイロイト

【著者紹介】
アレクサンダー・ヴェルナー : 1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。1991〜1995年、「バーディッシェ・ノイエステ・ナハリヒテン(バーデン最新情報)」紙に勤務。1995年以降「シュタントプンクテ(立脚点)」誌に勤務、2000〜08年には編集長を務めた。現在はフリーランスのライターとして、各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している

喜多尾道冬 : 1936年、和歌山県生まれ。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。中央大学名誉教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている

広瀬大介 : 1973年生まれ。1998年、国際基督教大学大学院比較文化研究科・博士前期課程修了。2006年、一橋大学大学院言語社会研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。2002〜04年ドイツ・ミュンヘン大学に研究留学。専攻は20世紀前半のドイツ音楽史で、特にリヒャルト・シュトラウスの音楽とその社会的関わりを中心に研究活動を行っている。日本リヒャルト・シュトラウス協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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偶然だが,クライバーの生誕80年の前後にこ...

投稿日:2010/08/04 (水)

偶然だが,クライバーの生誕80年の前後にこの本を手にし,読み終えた.すでに他のレビューでも指摘されている翻訳の問題は,特に前半のいくつかの章で目立つように思う.文中での登場人物の発言の引用の仕方も違和感をおぼえる.内容は,これまで情報の少なかった活動初期やプライヴェートについて,興味深いエピソードを提供してくれている.この本を読みながら,該当する演奏のディスクを引っ張り出して,収録当時の状況を念頭におきながら,新たに演奏を楽しむことができた.ただ,これらの情報も,どちらかというとエピソードの羅列に終始している感が否めない.演奏の解釈についても,当時の楽団員のコメントを引っ張り出している点は面白いのだが,もう一歩踏み込んだ演奏論にまで展開されておらず,その点が残念.

avanti さん | NETHERLANDS | 不明

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基本的にS氏の意見に賛同する。確かに内容...

投稿日:2009/10/20 (火)

基本的にS氏の意見に賛同する。確かに内容的には「父クライバー」に関する記述も含め大変興味深いものである。ただし、極めて読みづらい「翻訳」はなんとかならないものか。例えば、漢字辞書を引かねばならないような訳し方が、このような本にとって適切といえるだろうか。これは「文芸作品」ではない。

ひろととろ さん | 神奈川県 | 不明

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膨大な取材に裏打ちされた、貴重な記録であ...

投稿日:2009/09/28 (月)

膨大な取材に裏打ちされた、貴重な記録であると思う。関係者しか知り得なかったエピソードや記録を細かく編み上げることによって、この稀代の指揮者の像が浮き彫りにされ、魅力ある読み物となっている。クライバーならではの知性あふれるユーモアや痛烈な皮肉に溢れた逸話の数々。読んでいて、必ずしも気分のいいところばかりではないが、ここまで神経質で繊細な人間はそうはいない。読み進めながら、彼のベートーヴェン、『魔弾の射手』、『トリスタン』、『椿姫』などを聴き返すと感慨深いものがある。少々値は張るが、クライバーの音楽に魅了された方や、演奏会やディスク選びに指揮者や演奏家を重視している方なら読んで損はない。

S さん | 茨城県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 千葉さとし さん

    生前からある種神話化されていたマエストロの詳細な伝記、ようやく読みました。その「神話」によってもはや実像は覆い隠されていた感もあり、本書では事実による評伝と脱「神話」化のための検証が同時になされています。そのため、読み慣れるまではすこしやっかいで、かつある程度の知識を前提としている感もあります。そう腐しておいてなんですは(笑)、数少ない活動にもかかわらず20世紀の大指揮者の一人とみなされる彼の、特に来日前の若き日々をこれだけに詳細に知ることができる本書の登場は実にありがたい事です。さて下巻読まなくちゃ。

  • みゆぽ@恭介最高! さん

    伝記の形を取りつつ資料的価値も残そうとしたせいか、枝葉の部分が多くて本筋が見えにくい。そしてとんでもなく訳が下手。日本語として間違ってるせいで意味が分からない、結論がわからないという致命的な文章があちこちに出て来る。それを差し引いてもカルロス・クライバーという魅力的な人物の人生とエピソードにどっぷり浸れる、それだけで幸福になれる一冊でした。

  • kozawa さん

    天才の息子の天才。その生涯上巻。エピソードの面白さ。彼の人間の面白さ。同時代のアーティストたち。カルロス。もっと聞きたい

  • sakase さん

    よーく調べましたね。完読できませんでした。

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